みなさんシンチャオ!
今では、大人から子どもまで1人1台は持っているスマートフォンですが、インターネットにつながっていなければ役に立たない場面も多くあります。
日本で使用するには問題ありませんが、海外対応のプランなどでなければ、WIFI環境がある場所でないと現地では使用できません。今回はベトナムのインターネット事情をお伝えします。
ベトナムのインターネット事情
ベトナムも日本と同じように日々インターネットを使用して生活しています。特にベトナムの若者の間ではSNSが人気で、他者の投稿を閲覧することはもちろんですが、自撮り写真を投稿することも多いです。また、SNSを通じた物品の売買も頻繁に行われており、日本の化粧品などを販売している人もいます。
ベトナムでも日本と同じように、光回線とADSL回線の2種類が使われており、混雑時間帯は速度が遅くなります。実際に、昼間と夜間とで計測してみても倍以上の速度の違いが出ることもあります。
また、ベトナムでたびたび話題になるのが、海底ケーブルの故障です。海底ケーブルが故障すると、海外サーバーへの接続が不安定となり、つながらなくなることもしばしばです。
FacebookやInstagramなどを頻繁に利用するベトナム人にとっては大きな問題となるため、ニュースなどで大きく取り上げられます。海底ケーブルの故障はよく起こりますので、ベトナム人からすれば、また起こったのかというくらいの感覚だと思います。
ベトナムのインターネットプロバイダ
ベトナム国内では、FPT、VNPT、Viettelという3つの大手プロバイダが存在していますが、個人で契約することはあまり多くありません。
コンドミニアムやサービスアパートメントなどに暮らす場合には、すでにインターネット回線が開設されており、パスワードを入力すれば使用できる状態になっていることが多いからです。インターネットの料金は、月々の賃料に含まれており通常使用する分であれば、これで事足ります。
日本からWifを持っていく必要があるのか?
結論から言えば、ベトナム旅行に日本からポケットWifiをレンタルして持っていく必要はありません。どうしても心配という方は、持参していってもいいかもしれませんが、旅行が終わってみれば必要なかったなと思う方も多いと思います。ここからは、なぜ必要ないのか紹介していきます。
無料で使えるWifiがある
ベトナムでは、日本よりはるかに無料のWifiが普及しています。空港やショッピング施設、ホテル、レストラン、場合によってはタクシーやバスの中でも使うことができます。ベトナムで提供されているWifiには2種類あり、接続時にパスワードが必要なものと必要ないものです。
パスワード必要あり
パスワードが必要なものに関しては、ホテルやレストラン、カフェなどで提供されているもので、ネットワークに接続する際にパスワードの接続を行う必要があります。パスワードが必要ないものに比べると、速度は早く、場所によってはきちんとしたセキュリティを備えているものがあります。
レストランやカフェの場合、卓上にパスワードが書かれたPOPが置いてあったり、メニュー表にパスワードが貼られていたり、レシートに印字されていたりと様々な方法でパスワードが開示されています。そのような場所では、安全な通信が確立されないと思って接続するようにしてください。
パスワードが掲示されていない場合には、店員さんに聞けば教えてくれますが、店名や店の電話番号になっていることが多いです。
パスワード必要なし
パスワードが必要ないものに関しては、日本の空港や駅などで提供されているものと同じで、いくつかの認証などを行うことで使用できるようになるものです。
場所によっては時間制限や回数制限があることもあります。基本的に速度が遅く、暗号化されていないためセキュリティ上の不安もありますが、無料で使用することができます。
現地SIMを使うほうが安い
最近日本でもSIMフリー端末が普及してきましたが、SIMロックがかかっていない端末を持っている方であれば、現地のSIMカードを購入して利用するのがお得です。現地SIMの利点を紹介します。
プリペイド式で使う分だけ支払う
ベトナムでは、プリペイド式のSIMを使用することがほとんどで、一定の金額をチャージしてプランを購入すればすぐに使えるようになります。
チャージする方法は、街中のモバイルショップなどでチャージする金額のシリアルコードが書かれたカードを購入し、スマホにコードを入力するというもので、日本でも同じようなチャージ方法を行ったことがある人も多いと思います。
チャージのやり方がわからなければ、買った店で聞けば教えてもらうか、やってもらえると思います。筆者もベトナムで生活しているころは隣の土産物屋でチャージする額のカードを買って、現地のSIMカードを使用していました。
安価で多種多様なプラン
ベトナム現地のSIMを使うメリットは、使い勝手の良さもありますが、日本とは比べものにならないくらい格安で使用することができます。
先にも述べましたが、ベトナム国内ではプリペイドSIMがかなり普及しており、旅行客用の1日や3日の短期間のプランから、30日以上の長期用プランまで様々なプランがあります。
有効期限1日で1GB使えるプランが5,000VND(約25円)、
有効期限30日で7GB使えるプランが70,000VND(約350円)、
有効期限360日で1440GB使えるプランが3,000,000VND(約1.5万円)
というように様々なプランが用意されており、それぞれの用途に合わせたプランを選択できるようになっています。
2泊3日くらいの日程で旅行する場合には、前述の7GBプランを選択していれば十分足りると思います。日本で、ポケットWifiをレンタルして2泊3日の旅行に行く場合、1,500円~となりますので、費用は約4分の1ほどになります。
また、ポケットWifiを使用する場合には、ポケットWifi自体の充電も気にしなくてはなりませんので、スマホに関する知識がそこそこある方であれば、現地SIMを購入するほうが何かと便利です。
ベトナムのSIMカードの入手方法
ベトナム語が分からず、英語も自信がないという方であれば、ベトナム現地に到着してSIMカードを購入することに対して、かなりのハードルを感じる方もいるかと思います。そこで、SIMカードの入手方法について紹介します。
ベトナムでSIMカードを入手できる場所はたくさんあります。到着した空港に各キャリアのカウンターが設置してあったり、空港の換金所で取り扱っていたり、街中の土産物屋でも入手できます。
日本人の感覚として一番安心なのは、空港のキャリアのカウンターで購入する方法だと思います。カウンター近くには大きくプランの表示が出ていることも多いため、見つけやすいでしょう。
ツアーなどで参加されている場合には、現地で待っているガイドさんや添乗員の方に断ってから行くようにしてください。
どうしても現地での調達に不安がある人は、日本でも購入することができます。amazonなどのサイトで掲載されていますので、一度検索してみてくださ
補足:無料Wifiの種類
ここで少し脱線して、無料Wifiについてお話しします。日本で無料で使用できるWifiには、大きくわけて3種類あります。
1つ目は空港や駅などで提供されているもので、メールアドレスなどの登録と認証を行うことで使用できるようになるものです。今では、JR各社や空港の運営会社、各市区町村などが提供しているものがこれに当たります。
スターバックスやマクドナルドなどで「at_STARBUCKS_Wi2」や「00_MCD-FREE-WIFI」のような名前が表示されているものを見たことがあるかと思います。
2つ目は、ドコモなどのキャリアやインターネット回線を取り扱っている会社が提供しているもので、キャリアの契約や有料、無料問わず会員登録を行っている人に対して提供されています。駅やカフェなどで、「0000docomo」や「Wi2」などの名前で表示されているものがこれに当たります。
3つ目は、ホテルや一部レストランなどで提供されているもので、SSIDとパスワードを使用する人に提供するものです。ホテルの場合にはチェックインの際にSSIDとパスワードがかかれた紙を渡されたり、室内に記載されたものが用意されたりしています。
また、レストランなどの場合には店内にSSIDとパスワードが書かれたポスターを掲示したり、卓上にPOPをおいていたりします。ホテルやレストランの名前になっていることがほとんどですのでわかりやすいかと思います。ベトナムで提供されている無料のWifiで一番多いのがこのタイプです。
おわりに
今回は、ベトナムのインターネット事情について紹介しました。日本と比べてフリーWifiの普及はかなり進んでいますが、速度的な安定性に欠けるのが現状です。これから発展していくとともに安定して行くことに期待したいですね。
それでは、このへんで、、Hen Gap Lai