【シチュエーション別】ホーチミン現地のおすすめの移動手段|グラブ・タクシー・バス・バイタクを乗りこなしましょう!

ベトナムの生活
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コロナが開け、ホーチミンの移動手段も様変わりしました。今回はホーチミン現地在住者がオススメの移動手段と利用方法をご紹介いたします!

ホーチミン市の交通事情

ベトナム最大の商業都市、ホーチミン市。ホーチミンの交通事情はあまり良いとは言えません。連日、バイクによる大渋滞が発生し小さな事故が頻発しています。

特に朝7:00〜9:00頃までの通勤ラッシュの時間帯、17:00〜19:00字頃までの帰宅ラッシュの時間帯は非常に込み合います。この時間帯に移動される際は、いつもより1.5倍くらいの時間がかかります。

移動手段を選ぶポイントは安全かどうか

今回、移動手段をおすすめする基準は、安全性に重きを置いています。ローカルな移動手段であるバスやバイタクは安いですが、一部を除いて安全性が低いです。

特に旅行者は言葉が通じないため、ボッタクリやスリの標的になりかねません。せっかくのベトナム旅行、ローカル感もぜひ味わっていただきたいですが、常に最低限の危機意識を持って移動するようにしましょう。

ホーチミン市内のおすすめ移動手段

それではここからはオススメの移動手段をご紹介して参ります。

安心安全便利なグラブ(Glab)

画像出典:https://www.grab.com/vn/en/transport/taxi/

一番オススメな移動手段は配車アプリ「Glab(グラブ)」を使うことです。グラブは日本では馴染みのない会社ですが、東南アジア各国で利用されている非常に有名なアプリです。

一言でいうとウーバーがイメージしやすいかもしれません。画面操作だけで、タクシーやバイクタクシーを呼び出すことができます。支払い方法、金額が乗る前に提示されるため、ボッタクリの心配はありません!

決済方法にクレジットカードを指定することで、支払い行為すら必要なくなる非常に便利なアプリです。また、ホーチミン市は至るところにグラブタクシーやグラブバイクタクシーが待機しているため、待ち時間も比較的少ないです。

グラブ(Glab)の使用方法

まずは日本でグラブアプリをダウンロードしておきましょう。グラブの登録には電話番号認証が必要なため、日本にいるうちにダウンロードしておかないと現地で電話番号の契約が必要になってしまいます。

Google-Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.grabtaxi.passenger&hl=ja&gl=US

アップルストア
https://apps.apple.com/jp/app/grab-superapp/id647268330

操作言語は英語になりますが、操作はシンプルなため、困ることは無いと思います。基本的な操作方法は以下のとおりです。

①グラブカーもしくはバイクタクシーを選択

②ピックアップポイントを選択(自動的にGPS情報で選択されています)

③降車ポイントを選択(行き先の建物の名前や住所を入力します)

④値段が表示されるので、よければ「submit」ボタンをクリック。迎えに来るのを待ちます。

⑤車もしくは緑の服を来たバイタクが来るので、ナンバーをしっかり確認して乗車

⑥目的地についたら支払い(カード決済の場合そのまま降車してOK)

以上です。値段もローカル価格に設定されていてリーズナブルなため、基本的にグラブでの移動をおすすめします!

比較的安全なタクシー

このタクシーは安全なタクシーです!

次にご紹介するのはタクシーです。コロナ前に比べてタクシーの数はぐっと減ってしまいましたが、それでも日本よりも多く、非常にポピュラーな乗り物となっています。

初乗りも12,000VND程度(約60円)からと安いため、サクッとのることができます。ただし、雨の日割増しや短すぎる距離は乗車拒否されるなどもあるので、注意しましょう。

利用方法は日本と同じで、乗って、行き先を告げて、降りるときにメータに表示されているお金を支払う、というシンプルなものです。ただしこれから説明するボッタクリやスリタクシーにはくれぐれもご注意ください。

ボッタクリタクシーの危険性

このタクシーはボッタクリタクシーです

ベトナムでは大手タクシー会社に外観を似せたボッタクリタクシーが至るところで待ち構えています。これらのタクシーは改造メーターを搭載しており、少し目を話すとメータが急に釣り上がります。

見分け方はパット見では判別しづらいので、乗る前に入念に確認しましょう。安全なタクシーは下の「VINA SAN タクシー」です。コロナ前は緑の「MY LINHタクシー」もよく見かけましたが、すっかり見なくなりました。

また、ホテルやショップでタクシーを呼んでもらうのも安全ですので、おすすめです。

スリタクシーの危険性

このタクシーもボッタクリタクシーです

タクシーを利用する際にもう一つ注意していただきたいのが、運転手による「スリ行為」です。よくある手口が、旅行者を対象にして、支払いに手間取っていると「私にまかせて」と言って財布を強引にもぎ取ります。

その瞬間に鮮やかな手口でお札を抜き取られます。対処法としては絶対に財布を渡さないことです。また、怪しい素振りがあった際は、メータの写真を撮っておきましょう。これだけでお金を返してきた、という話をよく聞きます。

激安なベトナムのローカルバス

ローカルバスはホーチミンで最も安い移動手段です。基本的にどの区間に乗っても、中心区内の移動なら20,000VND(約100円)以内です。ただし、日本と違い、降車場所のアナウンス等が無いため、少し難易度が高いかもしれません。

そこでおすすめなのが「Bus Mapアプリ」です。なんとこのバスマップアプリ、日本語対応しています!しかもGPSで最寄りのバス停も教えてくれます。アプリで事前に調べ、どのバスがどこに停まるか、値段はいくらかを把握しておきましょう。こちらも先程のグラブと同様に、日本でダウンロードしておくことをおすすめします。

Google-Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.t7.busmap&hl=ja&gl=US

アップルストア
https://apps.apple.com/vn/app/busmap-xe-bu%C3%BDt-th%C3%A0nh-ph%E1%BB%91/id1077969531?l=vi

ローカルバスの利用方法

ベトナムのローカル路線バスは基本的に下記の流れで乗ります。なお、密集したバスの中ではスリの被害もよく報告されています。バスに限らず人が密集したときは、ポケットの中身をゼロにして、貴重品はしっかりバックにしまいましょう。

①バス停で乗車

②乗車後、係員もしくは発券機からチケットを受け取る

③係員が集金に来るので支払い(基本的に降車場所に関係なく料金は固定です)

④降車場所のアナウンスがあったら降車ボタンを押す(電光掲示板等は基本的に無いため、アナウンスもしくは地図アプリを見ながら判断する必要があります)

⑤降車(前からも後ろからも降りることができます)

交渉次第のバイクタクシー(セオム)

最近はめっきり減りましたが、街角のバイクタクシーも現役です。バイクタクシーは、慣れればてっとり早く便利ですが、基本的に値段は要交渉なこと(安くありません)、後述する悪質ドライバーの被害もよくあるので、あまりおすすめできません。

街角のバイクタクシーに乗るときは最新の注意を払って利用するようにしましょう。そもそも、バイクタクシーに乗りたければグラブでバイクタクシーを呼び出すのが便利で安全です。

危険度MAX!観光地に出現する日本語を話すバイクタクシー

繁華街には怪しいバイタクが沢山います

ドンコイ通りやベンタイン市場を歩いていると、不意にバイクタクシーのドライバーから、「バイクタクシーで観光しないか?」と日本語で話しかけられることがあります。これらのバイクタクシーには絶対についていかないようにしましょう。

巧みな日本語や、過去に載せたお客の感想?が書かれたノートを見せてきますが、信用してはいけません。このタクシーに乗ってしまうと、中華街方面の観光に付き合わされたあと、当初交渉していた額の何倍もの値段を請求してきます。

また、怪しいコーヒーショップに連れて行かれ、高価なコーヒーやお茶を無理やり買わされるという被害もよく耳にします。

中には本当に親切な人もいるのかもしれませんが、基本的に悪い人たちだと思っておいて損は無いです。旅行会社勤務してから、これらのタクシーの被害は毎日のように耳にしていました…。

最適な移動手段を選んでお得に安全な旅を

ホーチミンは観光都市のため、移動手段が比較的充実しています。ご紹介したポイントを抑えながら、安心安全、お得に旅行をお楽しみください。

特に一番最初におすすめした「グラブ(Glab)」は東南アジア全土で使えるため、本当におすすめです。それでは!