シンチャオ!
新型コロナウイルスの蔓延も落ち着き、以前のように気兼ねなく海外旅行に行くことができるようになってきました。今回は、ホーチミンは一人でふらっと行っても楽しめる場所なのかどうか、一人でも楽しめる場所を男性目線で紹介していきます。
ホーチミンは男一人旅に向いているのか?
ホーチミンは、男性一人で旅行しても楽しいのかどうかですが、結論から言えば十分楽しむことができます。夏休みシーズンには学生や長期休みを取ってベトナム、カンボジア、タイ(バンコク)を旅行する予定のバックパッカーの方も多く、一人で旅行されている人はかなりいらっしゃいます。
また、それ以外の時期でも一人で観光にいらっしゃっている方もいましたので、一人でも十分に楽しむことができることがわかります。旅行の目的は「一人でゆっくりしたい」、「観光でいろいろな場所を回りたい」など人それぞれですが、ホーチミンはそのさまざまな要求を満たすことができる場所です。
ホーチミン旅がおすすめな理由
ホーチミンへの行きやすさ
ベトナム南部のホーチミンまで、東京から約6時間半、名古屋・大坂から約6時間、福岡から約5時間半ほどで、JALやANA、ベトナム航空などの航空会社のほか、成田空港・関西空港からは、ベトジェットエアというベトナムのLCCが就航しています。その他、関西空港からベトナム中部のダナンや北部ハノイまでジェットスターなどのLCCが就航しています。このように、LCCが就航していますので、ベトナム旅行へのハードルが下がってきています。
ホーチミンとの時差
ベトナムと日本の時差は2時間ですので、それほど時差を意識する必要がないため、新型コロナウイルスの流行前までは人気の旅行地でした。日本からホーチミンに行った場合には現地時間(日本時間)マイナス2時間、ホーチミンから日本に戻った場合には現地時間(ベトナム時間)プラス2時間となります。
ホーチミンの物価
記事執筆時点(2022年11月)のホーチミンの物価は、日本と比べてざっくり3分の2くらいの感覚です。円安の影響もあり、モノによっては日本よりも高いモノも増えてきました。以前はベトナムは日本に比べて物価が安く、約半分ほどとも言われていましたが、物価上昇、経済成長によりその差は少なくなってきています。
ホーチミンの食事
ベトナム人と同じような食事であれば、1日1000円もあれば足りますし、夕食を少し奮発したとしても5000円あれば、満足のいく食事を楽しむことができます。ただし、スターバックスやマクドナルドなどの世界的なチェーン店の値段は、日本とあまり変わらないか、少し高いです。日本食のレストランは概ね日本と同じ価格になっています。安価に楽しみたいのであれば、ローカル食堂やローカルチェーン店を活用しましょう。
ホーチミンのドリンク類
コンビニやスーパーで購入できるドリンク類に関しては、500mlの水1本が約50円~60円程度で購入することができます。日本でも買えるお茶(おーいお茶など)は、1本150円〜200円程度と日本と同じ価格になります。また、ベトナムはビール大国ですが、物価上昇もあり、350mlの缶ビールは60円〜70円くらいになります。
ホーチミンの滞在場所
ホーチミンで滞在する場所は、星1つから5つまでランクがあるホテルとゲストハウス・ホステルに分けることができます。ホテルに関しては星の数でランク分けされており、ホーチミン市内には3つ星ホテルが一番多く、1泊5,000円程度で日本人でも問題なく泊まることができます。ただし、温水は使用できますがシャワーのみでバスタブはついていないことが多いです。
3つ星ホテルの次に多いのが4つ星ホテルで、日本のビジネスホテルと同じくらいだと考えていいでしょう。4つ星ホテルであればバスタブ付きの浴室であることが多く、日本人街のレタントン通り近くのホテルであれば、ビジネス客の宿泊も多いため、大浴場が設置されていることもあります。価格は5,000円~10,000円程度で、泊まりやすい価格帯です。
5つ星ホテルは、世界的に名の知れているシェラトンホテルやインターコンチネンタルホテル、JWマリオットなどがこれに当たります。プールやジムが完備されており、バーやレストランなどもそろっていることが多いです。ドンコイ通りには他にもいくつかホテルがあり、このクラスになれば日本語対応できるスタッフが常駐していることもあります。HISやJTBのパッケージツアーで予約することもでき、比較的安価に5つ星ホテルを楽しむことができます。
ゲストハウス・ホステルは、いわゆる安宿といわれる場所で、1泊1,000円程度から泊まることができます。大部屋に2段ベッドが複数配置されているドミトリータイプのものが多く、バックパッカーなど費用を抑えたいという方におすすめです。ただし、場所によっては温水が出ないこともありますので、注意が必要です。このタイプの安宿はバックパッカー通りとブイビエン通りなどに集中していますので、当日宿を探す場合などにも便利です。
ホーチミン観光のおすすめプラン・スポット
ホーチミン観光で一人でも楽しむことができるスポットやプランを紹介します。
スパ・マッサージ
ホーチミン市の中心部には数多くのスパやマッサージ店が存在し、値段も安価で旅の疲れを癒すにはぴったりです。ホーチミン市の中心部、特にドンコイ通り周辺のエリアには、日本語が話せるスタッフが常駐しているスパも多く、安心して施術を受けることができます。メニュー表も日本語で表記があり、場所によっては日本円での支払いも可能です。
ホーチミンでマッサージの施術を受けるなら、断然コースがお得です。フットマッサージ30分などの短時間のメニューももちろんありますが、時間に余裕があるのであれば、コースメニューを検討してみてください。内容はスパやサロンによって異なりますが、4時間ほどのコースがあったり、食事までついていたりする場合もあります。
値段は約5,000円~と少しお高めに感じるかもしれませんが、日本に比べたらはるかに安いです。また、スパによっては片道の送迎代を負担するサービスがあったり、往復の送迎をスパスタッフが行ってくれることもあります。
ブイビエン(Bui Vien)通り
ブイビエン通りは、バックパッカー街と呼ばれる地区にある通りの名前で、多くのバーやクラブが立ち並ぶ飲み屋街です。バーやクラブといっても、それほど高級な場所ではなく、多くの人が大音量の音楽の中でお酒を楽しむような場所です。タイのカオサン通りを想像していただければわかりやすいです。
週末の夜になると多くの観光客やベトナム人でにぎわい、通りが人で埋め尽くされることも少なくありません。また、12月31日などはカウントダウンが行われたりするなど、かなりにぎわいます。バックパッカー通りと呼ばれる所以は、近くに長距離バスの発着場と各バス会社のオフィスが集中していることに由来しています。
ホーチミンからカンボジアに移動する人が多く集まります。また、ツアー会社のオフィスも多く、朝にはツアーに参加する人でにぎわいます。現地でツアーに参加してみたい方は、散策してみてはいかがでしょうか。
ドンコイ(Dong Khoi)エリア
ガイドブックにはドンコイ通りという名前で紹介されていることも多い場所で、ホテルや土産物店が多く立ち並んでいます。また、少し道をそれると、オーダーメイドの洋服を作ってくれる店があったり、アオザイのレンタルができる店があったりと観光を最大限楽しむことができる場所です。スパやレストランなども多く立ち並んでいますので、マッサージを受けて、食事をして、ホテルに帰るといった贅沢も十分可能です。
市内観光
ホーチミン市内には、ホーチミン市人民委員会庁舎や市民劇場(サイゴンオペラハウス)、サイゴン大教会、中央郵便局、統一会堂、戦争証跡博物館などガイドブックで紹介される場所が多くあります。いずれも、ホーチミン市の中心部からいける場所にあり、戦争証跡博物館以外は頑張れば歩いて回ることもできます。
これらは、各ツアー会社の半日のツアーで回ることもできますので、説明や解説などが欲しい方は参加してみてください。戦争証跡博物館の展示はかなり過激なものも含みますので、小さい子供さんなどには向かないかもしれませんが、戦争の悲惨さを肌で感じれる場所です。
まとめ
今回はホーチミンへの男一人旅を満喫できる理由とその場所を紹介してきました。一人旅で現地ツアーなどに参加する場合には、他にも参加している人と交流することで、情報交換を行ったり場合によってはツアー終わりに食事に行くこともあるかもしれません。いずれにしても一期一会とも言いますので、その時々の出会いを大切にして旅行を楽しんでください。