日本から約6時間で到着するベトナムの経済都市ホーチミン。活気あふれる街は、多くの観光客を虜にしています。
そんなホーチミンですが、女性一人旅の場所としてもおすすめです。「女性が一人で楽しめるの？」と思う方は、ぜひこの記事でホーチミンの魅力を知ってください。
ベトナムで女一人旅を6回した私が、ホーチミンをおすすめする理由や見どころを紹介します。2022年7月に渡越したときの治安状況や、実際に感じた感想も合わせてご覧ください。
ホーチミンは女一人旅でも楽しめるおすすめの場所！
私は女一人旅で、ホーチミンに4回ほど旅行しました。他の都市に旅行したこともありますが、ホーチミンはベトナム最大の都市とあってワクワクすることがたくさんあります。
とくに女性を惹きつける可愛いものが街中にあふれているのも魅力のひとつ。女一人旅でも楽しめる、おすすめの理由を紹介します。
おすすめ理由①ホーチミンは治安が良い
ホーチミンは治安が良く、女性が一人で歩いていても心配ないほどです。私も毎晩、街中を散歩していましたが「怖い」という感覚はありませんでした。
詳しい治安情報は後ほど紹介しますが、海外旅行における最低限のことを守れば、女性一人でも安心して旅行を楽しめます。
おすすめ理由②スパやネイルなど格安で施術してもらえる
ベトナムには、スパやマッサージ、ネイルなどのサロンがたくさんあります。中でもホーチミンは他の都市に比べて店舗数も豊富。正直、どのお店にしようか迷うほどです。
選び放題のホーチミンですが、価格も日本とは比べ物にならないほど格安なんです。ベトナムの中では物価の高いホーチミン。それでも日本人からすると料金に驚います。
お店により料金に差はありますが、一般的なホーチミンの施術料金は以下の通りです。
| スパ（60分コース） | 高級スパ | 80万～130万ドン（約4,640～7,540円） |
| 街スパ | 60万～90万ドン（約3,480～5,220円） | |
| マッサージ（60分コース） | フットマッサージ | 30万～40万ドン（約1,740～2,320円） |
| ボディーマッサージ | 40万～80万ドン（約2,320～4,640円） | |
| ローカルマッサージ | 35万～60万ドン（約2,030～3,480円） | |
| ネイル | 甘皮ケア | 5万～15万ドン（約290～870円） |
| マニキュア | 10万～20万ドン（約580～1,160円） | |
| ジェルネイル | 15万～70万ドン（約870～4,060円） |
お店によって料金はまったく異なります。また、ホーチミンでも特に物価の高い1区だと、相場よりも高いお店もあるので、事前にHPで確認してから予約するといいでしょう。
またホーチミンで施術するメリットのひとつに言語があります。ほとんどのお店は英語が通じます。中には「日本語OK」というお店もあるほどです。
ホーチミンなら言葉の壁に悩まされるという心配もありません。
おすすめ理由③可愛い雑貨やアパレルが豊富にある
可愛いものであふれているホーチミン。
ホーチミンはショッピング目当てで旅行しても楽しめるエリアです。小さな雑貨店も数多く、カフェと併設しているお店もあります。
またベトナムブランドのアパレルも街の至るところにあるので、ウィンドウショッピングするだけでも楽しいのがウリ。お土産にもおすすめの品があるので、お土産選びに立ち寄ってみるのも楽しみのひとつです。
ベトナムはオーダーメイドが安く作れると有名な国です。ホーチミンにもオーダーメイドをしてくれるお店がいくつもあるので、お気に入りの布とデザインを持っていけばオリジナルの服が作れます。
布は市場で販売されているので、必要な分を購入してお店に持っていきましょう。
おすすめ理由④センスあるおしゃれなカフェがあり過ぎる
ベトナムはカフェ大国。ホーチミンにもビックリするほどのカフェがあります。
多くのカフェが建ち並ぶホーチミンですが、どのお店もインスタ映えするほどセンスのいい内装。おしゃれにインテリアされた店内は、思わず写真を撮らずにはいられません。
カフェ巡りを目的に、ホーチミン旅行をしてみるのもおすすめです。
押さえておきたいホーチミンの見どころ4選！
ホーチミンには見どころがたくさんあります。初めてホーチミンに行く方も女一人旅をしたいという方におすすめの見どころを紹介します。
ここを押さえておけば、ホーチミンの女一人旅もきっと楽しくなりますよ。
見どころ①フランス統治時代の建物
ベトナムはフランスに統治されていた自体があります。その当時に建てられた建物は現在も残っており、とくにホーチミンの中心「ドンコイ通り」は東洋のパリと言われているほど。
由緒ある高級ホテルや観光スポットも、その当時に建てられたものばかりです。
それ以外にも、ベトナム特有の細長い建物。これらも当時の独特の雰囲気をかもし出しており、良く見るととても可愛いんです。
思わず写真を撮りたくなるような建物が満載。建物に注目してみると、街歩きも楽しくなりますよ。
見どころ②インスタ映えするスポット
ホーチミンはおしゃれスポットがたくさん。先ほど紹介したカフェはもちろん、広場やちょっとした通りもセンスの良さが随所に感じます。
ホーチミンではぜひヘム（細通り）や古アパートを散策してみてください。ベトナムらしさも感じながら、おしゃれも体感できるおすすめスポットです。
ホーチミンでは写真撮影で忙しくなるほど。
見どころ③ホーチミン中心部に主要の観光スポット
ホーチミンは観光するにも便利なエリアです。ホーチミンの中心部には、ホーチミンで外せない観光スポットが集まっています。
例えば
- サイゴン大聖堂
- サイゴン中央郵便局
- ホーチミン人民委員会庁舎
- 市民劇場
- サイゴンスカイデッキ
- ベンタイン市場
- ベトナム戦争証跡博物館
これらはホーチミンを代表する観光スポット。徒歩圏内で回れるものばかりなので、交通アクセスの心配もいりません。
街歩きのついでに観光もできるのがホーチミンのいいところです。
見どころ④ベトナム人の楽しそうな姿
最後はベトナムのお国柄がわかる、ベトナム人の雰囲気です。
ホーチミンはベトナム最大の都市。人口も多く、街は人で賑わっています。ホーチミンの一人旅では、ぜひベトナム人の姿にも目を向けてみて下さい。
ベトナムは若い人の人口比率が多いからか、みんな楽しそうでエネルギッシュ。明るい国民性という言葉がピッタリなんです。
のんびりお昼寝をしている姿も、ベトナムらしさが出ています。ベトナム人の姿を見ていると、日本で悩んでいることもちっぽけに感じますよ。
女一人旅で気をつけたいホーチミンの治安事情
ホーチミンは治安の良い街ですが、日本とは違う点も多くあります。ここに挙げている治安情報は、女性一人ではなくても気をつけたいものばかりです。
コロナ前とは違う情報もありますので、私が実際に聞いた情報も合わせて紹介します。
外国人を狙ったスリやひったくり
ベトナムでは軽犯罪が多発しています。とくに多いのが、外国人を狙ったスリやひったくりです。
財布やスマートフォンを狙った事件が多いので注意が必要です。財布は人前で開けないよう、細心の注意を払ってください。
また、スマートフォンは歩いている最中に盗まれるケースが多発。バイクが近づいてきて、手に持っているスマートフォンを奪ってそのまま走り去るという事例です。
スマートフォンを持つときは、なるべく体に近づけるようにしてください。また歩いているときは、スマートフォンは壁側（道路側の反対）の手で持って、通過するバイクから盗まれないようにしましょう。
とくにiPhoneはスリに対象になっていますので、ぐれぐれも気をつけて下さい。
交通マナーが悪く道路の横断に苦戦
ベトナムに初めて訪れた人が必ず驚くのが交通マナーです。大量のバイクと車がごった返す道路では、常にどこかでクラクションが鳴っているほど。
また、信号や横断歩道も少なく、道路を横断するのは一苦労です。ベトナムでは赤信号でも関係なくバイクが横切ります。日本とは違い「歩行者優先」ではありません。
- 日本の場合・・・歩行者＞バイク＞車
- ベトナムの場合・・・バス＞車＞バイク＞歩行者
というように、歩行者は軽視されているのが実情。そのため、道路を横断するときは、バイクにぶつかりそうになることが多々あります。
ベトナムで道路を渡るときは、慣れるまで他の人と同じタイミングで動くようにしてください。バイクが来たからといって走ると事故の原因になります。
左右確認しながら同じ速度で道路を渡れば、バイクも自然によけてくれます。
タクシーはぼったくりが頻発
日本は世界でも類を見ないほど、安心してタクシーが乗れる国。一歩海外に出ると、タクシーに乗るだけでも注意しなければいけません。
ベトナムも例外ではなく、メーターを回さず法外な料金を請求されることが度々あります。
まずタクシーに乗るときは
- 必ずタクシー乗り場から乗る（流しのタクシーは捕まえない）
- タクシーはVINASUN TAXI（ヴィナサン）かMAILINH (マイリン)以外は乗らない
- 余裕があるときはGrabタクシーかGrabバイクを使う
を心がけて下さい。
ベトナムにはいくつかのタクシー会社がありますが、安心して乗れるのは上記の2社のみ。評判の良いタクシー会社ですが、コロナ以後はトラブルも発生しているようです。
私がホーチミン駐在員に直接聞いたところ、VINASUNに乗って降車するとき「この車はメーターが壊れている。本当は〇〇ドンだ」と言われたそうです。
その金額は明らかに高く、しばらくドライバーと揉めたそう。それ以来Grabしか使わないようになったようです。
ベトナムは日本よりも配車アプリが主流。中でもGrabは街中で走っています。Grabが安心な理由は以下の通りです。
- 事前に料金がわかる
- クレジット決済が可能
Grabの料金は明朗会計なので、お金で揉めることはないでしょう。ベトナムで使うときは、事前に日本でアプリ登録をしておくようにしてください。
1週間ホーチミン女一人旅をした感想
私は今までにベトナム一人旅を6回しています。そのうちホーチミン旅行は4回です。今回久しぶりにホーチミンへ女一人旅をした率直な感想を紹介します。
意思表示がとても大事
日本人は国民性として「顔色を見る」ということがありますが、海外ではこの概念はありません。相手が自分の気持ちを汲んでくれるということはないので、自ら意思を伝える必要があります。
あいまいな表現をしていると、欲しくもないものを買わされる可能性もあります。
ベトナムの人は観光客とわかると、グイグイ寄ってきます。その押しに負けないよう「YES」「NO」の意思表示をするようにしてください。
みんな英語が話せる
ホーチミンは英語が通じるところがとても多いです。ローカル店だとベトナム語しか通じないところもありますが、英語でのコミュニケーションには問題ありません。
私はホーチミンのほかに、ハノイ、ダナンと旅行をしたことがありますが、英語話者は圧倒的にホーチミンが多い印象です。
とにかく英語を話せる人が多くてビックリしました。
日本語が通じるところもありますので、言葉にはさほど困りません。どうしても通じないときは、翻訳アプリを使うとうまくコミュニケーションが取れます。
夜になると異臭が漂う場所もある
日本は世界に誇るほど街中がきれいな国です。一方ベトナムでは、歩道や道路にゴミが散乱しているのが現状。
テイクアウトした容器や食べかすも気にせず道に捨ててあります。このゴミが夜になると異臭を放つので、不快に感じました。
ごみを道に捨てるのはお国柄だと思いますが、夜の街を散策すると驚きます。
交通マナーが良くなっている？
ホーチミンの治安事情でも紹介しましたが、ベトナムの交通マナーは想像以上です。コロナ前に何度も経験していたので今回の旅行でも当然のように思っていましたが、明らかにコロナ前よりもマナーが良くなっているように感じました。
以前は耳をふさぐほどクラクションの音がうるさく、私もクラクションを鳴らされるのが当たり前でした。
しかし、今回の旅行で道路を渡ってもクラクションを鳴らされることが一度もなかったのです。むしろ、バイクがスピードを落としながら避けていきます。
「ホーチミンは静かになったなぁ」といちばん驚いたことでした。
まとめ
私はトータル6回ベトナムに女一人旅しましたが、危険だと感じたことはほとんどありません。ホーチミンに限って言えば一度もないんです。
またベトナムは親切な人が多いので、困ったときも助けてくれる人もいました。
ホーチミンは観光も楽しめショッピングも楽しめる最高の場所。日本よりも安いエステを体験するのもおすすめです。
ホーチミンには直行便も毎日運航しているので、ぜひ女一人旅を楽しんでみて下さい。