【旅行者目線で解説】ベトナムで英語は通じる?日本語は?通じないときの対策もご紹介します!

ベトナムの生活
この記事は約7分で読めます。

皆さんシンチャオ!

今回はベトナムで使える言葉についてお話ししていきます。海外旅行に行くとき心配事の一つが、言語だと思います。英語はできないし、ベトナム語はもっとわからないと心配になることもあると思います。今回は、そんな心配を少しでも解消できればいいなと思います。

ベトナムで使われている言語

公用語(ベトナム語)

ベトナムではベトナム語が公用語ですので、メインで使用されている言葉もベトナム語です。現在のベトナムはキン人がほとんどですが、ベトナム南部はもともとクメール人が住んでいました。そのため、現在のベトナム語はクメール語の影響を受けた言葉も多いです。

また、中国からの影響の多大に受けていますので、中国語が語源となっている言葉も多く存在ます。このようは背景もあり、クメール語や中国語を勉強し、使える人も多いです。また、第二次世界大戦以前は、フランスの統治下であったこともあり、フランス語を勉強している人いも多くいます。

ベトナムで日本語は通じるのか?

ベトナム観光の際に日本語が通じるかどうかと聞かれた場合、場所によっては通じるといった答えになるでしょう。首都ハノイや経済の中心地ホーチミンでは、日本大使館や日系企業の拠点も多く存在することもあり、日本語が話せる人の数も多いです。

さらに、日本人が経営している日本食の店も多く存在し、そのスタッフは基本的に日本語がある程度話せると思っていいです。また、ホーチミン市の観光スポットであるドンコイ通りやレタントン通りでは、土産物店やスパなどで日本語対応可能なスタッフが在籍していることも多いです。

そもそも、ベトナムではアニメや漫画などの影響もあり、親日の方が多く、日本語を勉強している人が多くいます。大学に日本語学科が存在していたり、日本語学校が多数設立されていたり、日本語教育の場所が多く提供されています。

日本語を学習している人が、会話の練習のために大都市の日本語が使える場所で、アルバイトをすることも多いです。大学で専門的に学んでいる人などは、企業の通訳などの仕事をしていたりもします。さらに、日本語を勉強しているベトナム人のコミュニティもあり、定期的に会話の練習のためのイベントを開催していたりもしますので、会話の能力が高い人も多いです。

ベトナムで英語は通じるの?

結論から言えば、ほとんどの場所で通じると思っていいと思います、特にホーチミンやハノイ、ダナン、ホイアンなどは、毎年多くの観光客が訪問していますので、観光で訪れるような場所は基本的に英語が通じます。ホテルや専門店はもちろんですが、普通の飲食店や土産物店、観光スポットなどでは英語の表記がされていたりもします。

店によっては、全員英語が通じる場合もありますが、店に数人英語がわかるスタッフが在籍しており、その人が観光客などを担当することが多いです。ベトナム語は、中国語と発音が似ていますが、イントネーションや発音が違えば通じないこともあるので、無理にベトナム語で話そうとせず、英語で話しかけてみるのもありだと思います。

ベトナムで使用できる言語は地域による

ベトナムには、華僑と呼ばれる中華系の人が多く住んでいるチョンロンや日本人が多く住んでいるレタントン通りなど、特定の言語を使う人が集まる場所があります。このような地域では、その言葉を話せる人が多くいます。また、ベトナム中部と南部の間にあるニャチャンという観光地には、ロシア人観光客が多く、ロシア語の看板が出ていたり、ロシア語のメニューがあったりするなどしています。

ベトナムで日本語で話しかけられる場合には注意

以前、ベトナムの旅行会社で少しお手伝いをしていたことがあるのですが、その時に実際に起こったトラブルを紹介します。

ホーチミンに到着してまず、サイゴン大教会や中央郵便局に行く方が多いのですが、その周辺でバイクに乗ったおじさんに日本語で声をかけられることがあります。

内容としては、①観光地を案内するという内容か、②葉っぱ(違法薬物)を買わないかという内容、③土産物を買ってくれという内容のことがほとんどです。③の場合、囁くように「葉っぱ」という単語をいわれるだけですので、無視しておけば問題ありません。また、②の場合には、方から大きな板につけた土産物を持ち歩き、商品を見せて買わないかという話をされるのでこれも無視しておけば問題ありません。

一番厄介なのが①の場合です。バックパック一つで旅をしている若者などに、観光地に連れて行ってやると声をかけ、値段の交渉もせずに、そのままバイクの後ろに乗ってついていき、後から料金のことでトラブルになるというケースがあります。この場合、相手はもっともらしいことを主張し、法外な値段を要求してきます。

このようなトラブルになった際に、相手は商売の誘い文句しか知らない場合も多く、言い争いになっても言葉がわからないというようなことになり、せっかくの旅行なのに、気分が台無しになります。このようなトラブルに巻き込まれないようにするには、甘い誘い文句には乗らないこと、もし誘いに乗る場合には事前に料金の交渉をすることを心がけてください。

せっかくのベトナム旅行ですので、バイクの後ろに乗って町中を駆け抜けてみたいと思う気持ちもよくわかりますので、十分に注意して楽しんでください。

ベトナム旅行時の備え

以上のように、ベトナムでは英語や日本語は限定的にしか使えないということがわかったと思います。観光の際に行くようなところでは、問題ないかもしれませんが、東南アジアならではの屋台などで食事をしてみたいと思う方は、ベトナム語を知っておく必要があります。

旅行に行く際に、観光ガイドブックなどを持っていく方が多いと思いますので、その本に必要になりそうな単語や言葉が掲載されていると思いますので、それを見せて話をするという方法もあります。また、次の章で一部必要になりそうな言葉を紹介しますので、それを紙にメモするなどして見せるという方法もあります。

また、ホテルなどで必要になりそうな言葉や住所を紙に書いてもらって、それを持っていくという方法もあります。ここで注意が必要なのが、スマホにメモしたものを見せないようにすることです。日本と同じように相手にスマホを見せてしまうと、返ってこなくなる可能性もありますので注意してください。

ベトナム旅行で役立つ言葉

ここまで、どんな言語が使えるのか話してきましたが、ここからは旅行の時に役立つ言葉をいくつか紹介していきます。

ベトナムの基本的な数字

0 khong / zero ホン(コン) / ゼーロー
1 mot モッ
2 hai ハイ
3 ba バー
4 bon ボン
5 nam ナム
6 sau サウ
7 bay バイ
8 tam タム
9 chin チン
10 muoi ムオイ
100 mot tram モッ チャム

ベトナム語挨拶編

Xin chao シン チャオ おはよう/こんにちは/こんばんは
(Xin) Cam on (シン) カム モン ありがとう(ございます)
Xin loi シン ローイ ごめんなさい(Sorry)/すみません(Excuse me)
anh(chi / em) oi アン(チー / エム) オイ (店員を呼ぶときの)すいません

Anh/Chi:(年上の)男性/女性、em:年下の総称

da / khong ヤ / ホン(コン) はい / いいえ
Hen gap lai ヘン ガップ ライ また会いましょう

※ベトナムでは、店員を呼ぶ際に「oi(オイ)」と呼ぶことがあります。日本人からすると、少し横柄な感じに聞こえるかもしれませんが、ベトナムでは普通です。初めて聞いた時には少し驚くかもしれませんが、決しておこっていたりするわけではありませんので、勘違いしないようにしてください。

ベトナム語会話編

cai nay bao nhieu?

bao nhieu tien?

カイ ナイ バオ ニュ―

バオ ニュー ティエン

これはいくらですか?
Tinh tien ティン ティエン お会計
nha ve sinh o dau? ニャー ヴェ シン オー ダウ トイレはどこですか

ベトナム語料理編

pho フォー フォー
com コム ごはん
da ダー
nuoc ヌック
cha チャー お茶(ハス茶のことが多い)
Thit heo ティット ヘオ 豚肉
Thit bo ティット ボー 牛肉
Thit ga ティット ガー 鶏肉
Banh mi バイン ミー パン / ベトナム風サンドイッチ

まとめ

いかがでしたでしょうか。せっかくの旅行ですので、行く国の言語を少し勉強してみるのも楽しみの一つかもしれません。気になる食べ物を探してみたり、使えそうなフレーズを探してみたりしてみてください。

それでは、ヘンガップライ。